「人を活かす配置が組織を強くする」
会社を成長させる上で、最も重要な経営資源は「人」です。だからこそ私は、人をどう活かすか、つまり「適材適所」はとても大切だと思います。
人にはそれぞれ得意な分野と不得意な分野があります。苦手なことを無理に任せてしまえば、本人にとっても大きな負担となり、場合によってはハラスメントと捉えられかねません。反対に、その人に合った役割を与えれば、力を存分に発揮してくれるものです。その結果、本人のモチベーションは高まり、組織全体にも良い循環が生まれます。
もちろん、人は成長します。「挑戦したい」「弱点を克服したい」と本人が望むなら、私たちはその意志を支え、環境を整える責任があります。ただし、その前提には“本人の意思”がなければなりません。
経営者や管理職に求められるのは、社員一人ひとりを見極める眼です。どこで力を発揮できるのか、どの役割がその人を最も輝かせるのか。それを考え抜き、配置していくことが組織を前進させる原動力になると確信しています。
社員がいきいきと働き、能力を最大限に活かせる環境を整えること。これこそが会社の持続的な成長を支える最大の鍵であると、私は信じています。